糖尿病とは、血液中のブドウ糖濃度が適切な範囲を超えて上昇し、それ自体が命にかかわることは少ないのです。
放置すると全身の血管に動脈硬化が進むため、様々な臓器への合併症を引き起こす慢性疾患です。
通常、早期には自覚症状は全くありません。そのため、きちんと診断されても治療を中断したり放置する人が多いのが問題となっています。
現在、糖尿病の受療率は50%以下、継続治療者は40%にも満たないといわれています。
血糖値が著しく高くなると、のどの渇き、尿が多い、疲れやすい、体重が減るなどの症状が出てきます。
糖尿病は”検査の病気”であり、自覚症状を目安にしてはよいコントロールはできません。
当院では、糖尿病の指標として重要なHbA1c、糖尿病性腎症の指標の尿中微量アルブミン検査・尿検査、動脈硬化の検査のABI・心電図検査も院内で行っており、受診当日に結果が判明します。
など、是非どんなことでも気軽にご来院ください。
当院ではインスリン外来導入も行なっております。
現時点では、インスリン投与は残念ながら注射しかありません。
注射に抵抗がある方や、注射を始めたら一生やめられなくなるのではないかなど不安も多いかと思いますが、インスリン注射をすると、自分のインスリン生産工場である膵臓を守ることになります。
他院でインスリンが必要と言われたが納得がいかない方、不安な方も是非ご相談ください。
総合内科とは、生活習慣病やかぜなど日常生活に深いかかわりのある疾患を診察しています。
内科全般の診療に携わっていますが、高血圧・糖尿病・高脂血症などの生活習慣病を始め、喘息などの呼吸器疾患、女性に多い橋本病・バセドウ病などの甲状腺疾患、胃潰瘍、慢性胃炎といったよくある病気全般に対して、標準的な診療を行います。
各種臓器に検査で異常を認めなくても、体調不良や様々な症状に悩んでいられる方が病気として治療を要する状態にあるのかどうかを総合的に判断し、解決していきたいと思っています。
また、男性医師には相談しにくい女性の月経前に様々な不調が現れる月経前症候群や更年期障害などに対して、漢方処方も行っております。
総合内科で治療を行っている主な疾患の特徴です。
高血圧は自覚症状がほとんどありません。
そのため定期的に血圧を測っていないと、高血圧を発見することは難しいのです。
高血圧は放置すると、血管が硬くなる動脈硬化になったり、のちに虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)や脳卒中などの発作を起こす恐れがあります。
家庭でも血圧を測る習慣を身につけましょう。
「家庭血圧」は日頃の血圧レベルを知る手掛かりになります。いつでも同じ条件で朝と夜に測定します。
測定時の姿勢は、原則として腰掛けて測定しましょう。
正座やあぐらでもかまいませんが、いつも同じ姿勢で測定することが大切です。
測定値に『一喜一憂』することなく測定してください。
日本人成人の3人に1人は高脂血症(脂質異常症)と言われます。
食事の欧米化や交通機関の発達などによる運動不足などのライフスタイルの変化が大きく影響していると言われます。
すなわち脂質異常症の定義は、血液中のLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪(トリグリセライド)が過剰な状態またはHDL(善玉)コレステロールが少ない状態を言います。
自覚症状がほとんどないため、その危険性に気付かないことが多く、気付いた時にはもう手遅れの場合もあります。
脂質異常症の状態が続くと動脈硬化が進展していきます。
そして動脈硬化によって血液の流れが滞ったり、血管がダメージを受けたり…最後には狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などを発症します。
長年の生活習慣を改善すべく、まず禁煙・食事療法と運動療法、適正体重を維持することを生活に取り入れることから始めましょう。
まず血液検査を受けて、医師の指導のもとで治療を始めましょう。
女性に多い病気です。成人女性の7人に1人程度見受けられます。
自律神経失調症や更年期障害と間違えられる場合もあって、甲状腺の病気に気がついていない女性もかなりいると考えられています。
甲状腺はからだの成長発育やエネルギー代謝に必要な甲状腺ホルモンを作っています。
このホルモンが多すぎたり(機能亢進症)、足りなくなる(機能低下症)といろいろな症状が出てきます。
以下の症状の中にチェック項目が3つ以上あるなら一度受診してください。
機能亢進症(バセドウ病など) □暑がりである□汗かきである □疲れやすい □動悸がする □息切れがする □落ち着きがない □食欲があるのに体重が減った □手足が震える □首が腫れている □目つきがきつくなった |
機能低下症(橋本病など) □何をするにも億劫である □皮膚がかさかさしている □寒がりになった □むくみがある □髪や眉が薄くなった □声がかすれた □便秘がちである □物忘れが多くなった □食欲がない □体重が増加した |
心療内科はストレス性の原因による身体機能の変調に悩む患者さんを対象に診療しています。
しかし、ストレスが自分では自覚できない患者さんも少なくありません。
一般的な診療で、症状や病態の原因がわからないものを機能性疾患と呼びます。
ストレスからくる病気として、うつ病、パニック障害、そして原因がわからない身体症状に苦しむ患者さんの診療にもあたっています。
予約制ではないので、メンタルクリニック特有の予約待ちを解消するよう努めています。
当院ではそういった精神的な悩み・ストレスを感じている方々を内面からケア、治療していきます。
当院の「女性外来」は、漢方も含めた内科診療の視点から、女性の一生にわたるトータル診療を行います。
女性が元気で笑顔でいることは、家庭、そして社会の幸せに繋がります。
心身ともに健やかであるために、医療面からそのお手伝いをいたします。
1.女性特有の更年期障害の症状を軽減する治療をします。
2.甲状腺疾患をはじめとした内分泌疾患や、睡眠障害、高血圧・糖尿病・高脂血症などの治療を行います。
3.更年期特有の精神症状の軽減のための治療を行います。
禁煙外来とは、たばこをやめたい患者さん向けにつくられた専門外来です。
医師と一緒に禁煙を進めていく新しい禁煙方法です。
当院では非ニコチン製剤を用いた禁煙治療を中心に行っております。
健康保険等による禁煙治療において非ニコチン製剤を服用する場合は12週間に計5回通院します。通院日の目安は、
【 診察開始日 → 2週間後 → 4週間後 → 8週間後 → 12週間後 】
の計5回です。
さらに息に含まれる一酸化炭素濃度測定を行いながら、禁煙を継続させていきます。
またニコチンへの依存(ニコチン依存症)についても、たばこに含まれるニコチンへの薬物依存(身体的依存)と、習慣化されている喫煙行動(心理的依存)のふたつの依存に対して、医師のアドバイスによって同時に克服していき、無理のない禁煙へとつなげていきます。
減感作療法とも呼ばれ、アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与することで、からだをアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげる治療法です。
治療期間は3-5年かかり、全ての患者さんに効果が期待できる訳ではありませんが、くしゃみ・鼻水・目のかゆみなど自覚症状の軽減やアレルギー治療薬の使用量がおさえられる可能性があります。
現在、スギとダニに対する治療薬があり、当院でも行っておりますので、ご相談下さい。
医院名 |
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アイメディカルクリニック |
院長 |
新田 愛 |
所在地 |
〒152-0031 東京都目黒区中根1-7-3 オフィス都立大学ビル4F |
電話 |
03-3725-3748 |
メール |
i.medicalclinic@gmail.com |